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鈴木真貴 横浜店主任 平成18年入社 |
いい提案なら新人もパートも関係ない、
いいと思うことはとにかくやってみようという店長の方針もあって、いつも明るくて活気がある店。いつか自分も店長になったら絶対に、こんな店にしたいと思う。 |
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農業高校出身で、もともと青果物には興味があったのですが、澤光青果については、いわゆる「町の八百屋さん」ではなくて、お客様に提供する商品にこだわりを持ち、「日本人のための食文化」ということに関して企業としてしっかりとしたポリシーを持ってやっているところに魅力を感じて就職を希望しました。
昨年春、岩手の高校を卒業してすぐに上京したのですが、はじめて太田市場を見たときはさすがにそのスケールの大きさに驚きました。まあ、人や車の多さとか、東京に来た頃は何を見ても驚きっぱなしという感じだったんですけど(笑)。私と同期入社の方は8人ほどで、本社でまず澤光青果の企業理念や方針についてあらためて伺ってから、市場見学など行いながら、講義形式の研修で市場の仕組みや仕入れ値の決まり方、産地や商品の選び方など基本的な事を学びました。そのあとは数名ずつの班に分かれて一ヶ月ほど、実際の店舗にて実地研修を受け、最終的な配属が決まりました。
私が配属になった小岩店は、澤光青果でもお客様の数が最も多い店舗で、夕方3時から5時にかけての繁忙時にはお客さんでごった返します。よくテレビなどで繁盛店のラーメン屋さんなどの狭い厨房に新人などが入るとかえって迷惑になってたりしますけど、最初はまさしくあんな状態でしたね(笑)。店舗全体の流れにうまく乗れないというか。で、邪魔にならないようにと遠慮するとかえってダメで。
配属されてから今まで、ずっと野菜担当のチーフ格の主任にマンツーマンで指導していただいているんですが、あるとき、商品の入った段ボール箱を運んでいてうっかり落としてしまったことがあって、主任に「とにかく、お客さまに怪我させないように注意してくれよ」と言われて気がついたんですね。てっきり商品に傷をつけた事を注意されるのかと思ったら、視点が全く違っていたわけで。それでなるほど、「澤光青果」という店がどんな考え方でお客さまに接しているのかという事を考えながら、その仕事の内容を自分なりに理解して、むしろ積極的に行動しないとダメなんだなと気が付きました。
お客様の安全をちゃんと考えているかどうかの差だけで行動パターンはまったく変わるわけです。周囲に注意を払い、よく考えて行動すれば、まあはじめは違っていることも多いかもしれないけれど、そのうちに自然と、皆と同じ動きになるはずなんですよね。
「周囲に注意を払う」と言えば、商品のラッピングなどをしているとよく、お客様同士の会話が耳に入ります。「ああ、これおいしかったわよ」とか話しているのが耳に入るとやっぱり嬉しいし、「これはあんまり甘くなかったわ」その場に居づらくなったり。もちろん、そういう情報は主任や店長にも報告しておきます。この間も「こんなにはいらない」というお客様の会話を耳にしたパートさんが、パッケージの中身を小分けしてみるように店長に提案したところ売上が上がったということがありました。店長の方針でもあるんですが、横浜店ではこんなことは当たり前なんですね。いい提案なら新人もパートも関係ない、いいと思うことはとにかくやってみようということになるので、やっぱり皆、やる気が出ますよね。そんなことで横浜店の雰囲気はいつも明るくて活気があるんですが、いつか自分も店長になったら絶対に、こんな店にしたいと思いますね。
今は会社のほうで借りてくれたアパートに住んでいるんですが、家賃の半額は会社のほうで負担してもらっています。私は閉店前に上がりますし、週休二日で土、日が休み。盆暮れの帰省時には新幹線のチケット代もいただいていますが、店長になると勤務時間も長く、休みも週に一日となります。ウチの店長はバイヤーなので毎日早朝6時前には市場に行って仕入れをやっているわけで、それで店に戻ってからは陣頭指揮でアレだけの仕事をしているのですから、もう超人ですよね。今、自分にとっては本当に雲の上の存在すけど、でも、自分もいつかは、あんな超人になりたいと思います。と言うか、きっとそれを「超人的」と思わなくなった頃に、店長になる資格が出来るんでしょうね(笑)。 |
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